病院の検査の基礎知識

耳管の圧力調整機能を調べる耳管機能検査

耳管とは鼻咽腔と内耳をつなぐ管で、気圧変動などによって鼓膜に掛かる圧力が変化すると、開閉して中耳の内圧を外圧と等しくする働きをしています。飛行機に乗ったときに耳が詰まった感じになった時、つばを飲み込むとスッと正常な状態に戻るのは、この圧力調節機能のおかげです。

しかし、圧力調節機能に異常が生じると障害が現れてきます。例えば、耳管が詰まった状態の耳管狭窄症では耳閉感が現れ、反対に耳管が開いたままの耳管開放症では、これに加えて自分の声や呼吸音が大きく聞こえてしまいます。この検査では耳管に異常がないかを調べます。

鼻に音源のプローブ(端子)を入れて耳にヘッドホンを当て、検査装置から音を出します。耳管の働きが正常であれば、つばを飲み込むたびにヘッドホンから音が聞こえてきます。これは耳管が開いて、鼻から耳へと音が伝わったためです。

しかし、耳管狭窄症ではつばを飲み込んでも音が聞こえず、耳管開放症ではつばを飲み込まなくても常に音が聞こえます。


 
Copyright 2015 病院の検査の基礎知識 All Rights Reserved.