病院の検査の基礎知識

血液の異常を調べる検査の一覧

血液は、からだの隅々を駆け巡り、各細胞に必要な酸素や栄養素を運び、古くなった代謝産物や老廃物を運び去る、という大切な働きをしています。その血液の中身を調べれば、全身の組織や臓器の状態や異常がわかるもので、健康診断や人間ドックでは必ずといってよいほど血液検査が行われます。

血液を採取して調べます

血液自体の病気もわかり、赤血球系、白血球系、血小板系、血漿タンパクの4つに大別される血液の病気のうち、どの系統なのか最初に見当をつけることができます。

  • 赤血球数…血液一般検査の基本項目のひとつ。貧血や多血症の有無がわかります。
  • 網状赤血球数…貧血など、血液をつくるもとが関係している病気を調べます。
  • ヘモグロビン量…赤血球数とヘモグロビン量とを比較し、貧血のタイプを調べます。
  • ヘマトクリット…血液中にどれくらい割合で赤血球が含まれているかを調べます。
  • 白血球数…細菌感染による炎症を起こしているかどうかの判定に役立ちます。
  • 白血球分画…好中球、リンパ球、単球、好酸球、好塩基球の増減を調べます。
  • 血小板数…貧血があって慢性出血が疑われるときに必ず行なわれます。
  • 骨髄穿刺…造血機能や血球の熟成度がわかり、血液病の診断に欠かせません。
  • 赤沈…赤血球沈降速度の略で、主に炎症をともなう病気の有無や程度がわかります。
  • 出血時間…血液凝固に関わる血小板の機能と毛細血管の状態がわかります。
  • プロトロンビン時間…外因系の凝固因子の異常を見つけるために行なわれます。
  • 活性化部分トロンボプラスチン時間…血友病のスクリーニングとして重要です。
  • フィブリノゲン…急性の炎症や組織破壊が起きていないかを調べます。
  • トロンボテスト、ヘパプラスチンテスト…血液の凝固する力がどの程度かを調べます。
  • FDP、Dダイマー…体のどこかに血栓ができて、線溶現象が亢進しないかを調べます。
  • 凝固因子活性検査…血液凝固因子の働き具合を調べます。

 
Copyright 2015 病院の検査の基礎知識 All Rights Reserved.