病院の検査の基礎知識

腎臓と泌尿器の病気の検査の一覧

腎臓は、血液で運ばれてきた体内の老廃物を濾過して尿をつくって体外に排出するとともに、体内を回ってきた必要な物質を再吸収します。
また、体内の水分量の調節と電解質バランスを保ったり、血圧の調節や赤血球を生産するためのホルモンを分泌しています。なかでも一番重要な働きが、老廃物を濾過して尿を作ることです。

腎臓

腎臓や尿路のどこかに異常が起こると、頻尿になったり、逆に尿量が減り、水分が貯まってむくみが現れたりします。初期のうちは無症状のことも多いのですが、尿検査をすると血尿やタンパク尿がみられます。

腎臓病の早期発見には、日頃から尿の色に注意することがポイントです。薄いピンクや赤、茶褐色の血尿、尿が泡立って泡がなかなか消えない(タンパク尿)ときは受診しましょう。

  • 尿量…尿量を測定して腎機能に障害がないかを調べます。
  • 尿比重…尿の濃さの変化を調べ、主に腎臓の病気を探る手がかりとします。
  • 尿素窒素…腎機能が正常に機能しているかを知るための重要な指標になります。
  • 尿タンパク…腎臓に障害があると、タンパク質は尿中に漏れ出てしまいます。
  • 尿沈渣…尿タンパクや尿潜血などの定性検査で陽性と出たときに行なわれます。
  • 尿潜血反応…炎症や結石、腫瘍の発見の手がかりとして用いられています。
  • クレアチニン…腎機能、腎糸球体機能のスクリーニングや経過観察に用いられます。
  • クレアチニン・クリアランス…糸球体が老廃物などを取り除く力を調べます。
  • PSP試験…PSPを血管内に注射して、一定時間内にどれだけ排出できるかをみます。
  • 腎動脈造影…血管造影によって、腎臓や副腎の病気を診断します。
  • 腎盂造影…血尿の原因をはっきりさせるために行なう検査の一つです。
  • 腎臓の超音波検査…超音波を利用し、腎臓、副腎、後腹膜の状態を観察します。
  • 腎CT検査…腎腎臓、副腎、膀胱などの泌尿器系の疾患の診断に利用されています。
  • 腎シンチグラフィー…腎臓の変化をシンチカメラで検出して、画像処理します。
  • 膀胱尿道造影…排尿障害が現れ、前立腺肥大症が疑われたときに行われます。
  • 膀胱鏡検査…金属製の筒を、尿道口から挿入して、尿道と膀胱を観察します。
  • 腎生検…穿刺針を刺して腎臓に届かせ、腎臓の組織を採取して、顕微鏡で調べます。
  • 前立腺針生検…前立腺に針を刺して疑わしい組織をとり、染色して細胞を調べます。
  • 直腸診…前立腺肥大症や前立腺がんの発見、診断に役立ちます。
  • 国際前立腺症状スコア…過去1ヶ月の排尿状態を回答し、結果を点数で表わします。
  • 前立腺特異抗原(PSA)…前立腺がんの発見のスクリーニング検査として行なわれます。
  • 酸性ホスファターゼ…かつては前立腺がんの腫瘍マーカーとして利用されていました。
  • 電解質…体液中のイオン濃度を測定し、バランスの崩れで体内の障害を診断します。

 
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