病院の検査の基礎知識

妊娠中の検査(必要に応じて受ける項目)

母体の病気の有無や胎児の状態を調べます

超音波検査
画像での診断により、婦人科系の病気の有無や胎児の発育状態、骨盤位、多胎児、形態異常の有無など多くの情報が得られます。妊娠初期は経膣超音波検査といって、膣にプローブを挿入しますが、中期以降は腹部にプローブを当てる方法で検査を行います。

胎児胎盤機能検査
妊娠10ヶ月以降に行う検査で、胎盤の機能が低下していないかどうかを、尿中のホルモンや血液中に放出される特殊なたんぱくから調べます。

胎児心拍陣痛検査
分娩監視装置を使い、40分ほどかけて胎児の心拍数と胎動、子宮収縮を調べる検査です。経過が順調であれば36週以後に行います。胎児の心拍数の変動パターンから、胎児が元気かどうかを測定します。

X線検査
必要に応じて、腹部、胸部、骨盤のX線検査をします。腹部は胎児に形状の異常が疑われる場合に、胸部は結核感染の疑いがある場合に行われます。
骨盤の検査は、骨盤と児頭の大きさが合わない、あるいは骨盤の形状異常が疑われる場合に行い、分娩方法の参考にします。

甲状腺機能検査
甲状腺の機能に異常がないかどうかを調べる検査です。血液検査によって甲状腺ホルモンの量を測定します。

心電図
母体に心疾患があると疑われる場合は、病気を特定するために心電図検査を行います。

膣分泌培養検査
おりものの量が多い、おりものが生臭い、外陰部のかゆみが強い場合などに、細菌検査を疑って行う検査です。なかにはB型溶血性連鎖球菌(GBS)のように、破水や新生児の髄膜炎の原因になるものもあるので、おりものやかゆみなどの自覚症状があれば、検査を受けましょう。


 
Copyright 2015 病院の検査の基礎知識 All Rights Reserved.