クラミジアの検査とは?

近年、若い世代に増えている非淋菌性尿道炎のほとんどはクラミジア・トラコマチスという病原微生物の感染によって起こります。男性では尿道の出口がかゆくなり、白く濁った尿が出て、排尿痛や熱っぽさをかんじます。女性では薄いおりものがある程度ですが、そのうち黄色い色がついてきます。

クラミジア・トラコマチス

男女ともに症状としては軽いものですが、放置していると菌が性器内部まで入っていき合併症を起こします。男性では慢性前立腺炎や精巣上体炎になる場合があります。
女性は尿道が短いために菌が膀胱へ達しやすいため、膀胱炎になったり、膣から子宮頚部におよんだ場合には、子宮頚管炎を引き起こすこともあります。

クラミジアの検査はどのように行うのか?
受診する診療科は、性病科もしくは泌尿器科(男性)・産婦人科(女性)になります。まず問診を行って、男性で尿道炎が疑われる場合は尿沈渣を行って白血球の有無を確認します。クラミジアの検出には核酸増幅法(PCR法、LCR法)、抗原検査法などを用います。
核酸増幅法は精度が高く、尿を検体として用いるので簡易性にも優れています。女性では子宮頚管から分泌物を採取し核酸増幅法にてクラミジアを検出し診断します。

以前は血液中の免疫グロブリン(Ig)のうち、IgA抗体とIgG抗体を調べる血液検査が行われていましたが、過去の感染しか判定できず、現在は治癒していても陽性反応を示すため、日常診療での使用機会は減っています。