病院の検査の基礎知識

PET検査の流れ(予約→問診票→FDGの注射→撮影→結果説明)

検査の順序や内容は検査機関によって異なりますが、一般的には以下のようになっています。PETの撮影に欠かせない「FDG」と呼ばれる検査薬は寿命が短く、また医療機関で事前の準備が必要となりますので、インターネット・電話などで事前に予約したうえで受診するのが原則です。

手順 内容
検査1〜2週間前 検査の同意書と注意事項、病気の治療状況や日常生活の様子に関する問診票などが郵送されてきます。これらの情報は検査を受けられる状態の確認や検査結果の診断に使用されます。
検査当日 PET検査は、細胞がエネルギー源として取り込むブドウ糖の性質を利用したものなので、食事で糖分を取ると正しい検査が行えません。したがって、検査6時間くらい前からは絶食する必要があります。
検査薬の注射 FDG(フルオロデオキシグルコース)というブドウ糖に似た糖に放射性物質を結合させた検査薬を腕から静脈注射します。そして1時間ほど安静にして、検査薬が体の隅々にまで行き渡るのを待ちます。
PETカメラで撮影 寝台の上で仰向けになり、寝台をゆっくりと円筒状のPET装置(写真参照)の中をくぐらせながら、全身を3mm単位で撮影していきます。MRIと違い穴の部分が大きいため圧迫感や騒音はなく、患者さんの負担はありません。撮影時間は20〜30分くらいです。
検査終了 そのまま帰宅となります。注射した検査薬は尿として排泄されるので体内には残りません。検査当日中には、放射線技師が撮影したPET画像を読影用に構成し、その画像を読影医のもとに画像通信システムで送付します。読影医は検査翌日に画像を読影でき、検査結果がでます。

検査施設によっては、読影医の勤務が週1〜2日ということもあります。また、2人の読影医が別々に読影(ダブルチェック)する施設もあります。このような場合、検査結果が出るまでに1週間程度かかることもあります。

 
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