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心臓のポンプ機能と局所心筋壁運動を最も正確に診断できます

心臓の動きを1心拍16〜40コマの動画で表示する画像診断法で、心臓のポンプ機能と局所心筋壁運動を最も正確に診断できる方法です。心エコーの超音波は骨や空気でさえぎられるので、その先を見ることはできませんが、シネMRIでは任意の撮影断面を得ることが出来ます。

心室の容積や収縮率などがわかります

最近ではマルチスライスCTを用いた心機能評価も可能になっていますが、心拍内時間分解能は100ミリ秒程度と限られています。シネMRIの時間分解能は通常50ミリ秒以下であり、設定により10ミリ秒以下まで高めることも可能で、左室収縮機能だけでなく拡張機能も評価することができます。

シネMRIによる左室機能計測は、心筋梗塞などのために左室が変形していても正確で、計測地の再現性が高いという特徴を持っています。
また、右室は三次元的に複雑な形態を呈しているため、血管造影心エコー法などでは右室機能を正確に計測することは難しいのですが、右室全体をカバーする連続した体軸横断面でシネMRIを撮影すると、右室機能や右室局所壁運動を正確に評価できます。

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