病院の検査の基礎知識

肝臓がんの腫瘍マーカーですが、確定診断まではいたりません

A「α-フェトプロテイン」という血清たんぱくの略です。AFPは通常、胎児の血液中や妊婦の血液・羊水中に存在しており、健康な成人の血液中には存在していません。

しかし、肝臓がんの患者の血液中には多く出てきますので、主に肝臓がんの腫瘍マーカーとして使用されています。ただし、胃がんや肝硬変、肝炎でも数値が高くなることもあり、この検査だけで確定的な診断を下すことはできません。

さらに詳しく調べるためには、同じく肝臓がんで陽性を示すPIVKA-Uを測定したり、腹部CT腹部超音波検査を行う必要があります。

AFPの基準値
10ng/ml以下を基準としていますが、数値の高さが必ずしも肝臓がんの進行度合いを反映しているわけではありません。100ng/mlを超える場合は、疾患の存在の確実性が高くなります。

慢性肝炎や肝硬変で上昇している場合は、適切な治療を受けているならば自然に数値は下がります。それでもAFPの数値が上昇し続ける場合は、がんの合併が疑われます。


 
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