骨髄穿刺とは?

血液の血球成分は骨髄でつくられています。骨髄はカルシウムなどでできた骨の中心部の空洞(髄腔)を満たしている赤いドロドロした組織です。この骨髄に針を刺して採取することを骨髄穿刺(こつずいせんし)といい、その組織を調べる検査を、骨髄像検査あるいは骨髄検査といいます。

骨髄穿刺

骨髄穿刺で何がわかるのか?
骨髄でつくられるすべての血球のもとは1種類の細胞(全能性幹細胞)です。それがそれぞれの血球に分化していって、さらに成熟して血液中に送り出され、赤血球、白血球、血小板になります。
骨髄の中には、まだ分化していない細胞や未成熟な細胞しかありませんから、これを採取して血管の中の血液と比較すると、造血機能や血球の熟成度がわかり、血液病の診断に重要な情報を提供してくれます。
そのほかに、骨髄内に生じたがんやがんの骨転移の診断にも役立ちます。

骨髄穿刺はどのような検査か?
胸の正面にある胸骨、あるいは腰の横にある腸骨からとる方法があります。
採取する場所を局所麻酔して、骨に穴を開け、そこに注射針を刺して、骨髄を採取します。採取した骨髄液を染色し、顕微鏡で調べます。

骨髄穿刺を受けるときの注意
採取が終わるまでに約20分かかかります。かなり痛みのある検査です。採取後20〜30分、完全に止血するまで安静にしています。
なお、腸骨から骨髄を採取する場合は通院でもできますが、胸骨から採取する場合は入院が必要です。

検査結果の判定
血液検査の結果と比較し、血球のでき方、成熟、血液中への放出などを見て、血液病の診断材料にします。がんの場合にはがん細胞を見つけます。

異常があったらどうするか?
これらの検査で診断が下され、後はその治療に専念します。

異常な場合に疑われる病気
悪性貧血、再生不良性貧血、白血病、骨髄腫、がんの骨転移、血小板減少性紫斑病など。