産婦人科で行われる妊娠反応検査
受精卵が子宮内膜に着床(妊娠)して、胎盤ができてくると、胎盤から絨毛性ゴナドトロピン(hCG)が分泌されます。これらが血液中に増え、尿中にも排泄されるので、これを検出して、妊娠を早期診断する検査が妊娠反応検査です。
妊娠反応検査で何がわかるのか?
妊娠が早期にわかるほか、胞状奇胎や絨毛がんでも絨毛性ゴナドトロピンが増えるので、これらの病気の診断にも役立ちます。
妊娠反応検査はどのような検査か?
採血あるいは採尿して、そこに検査テープやスティックを浸し、色の変化で判定します。尿や血液を測定器で調べる定量検査も行なわれます。一般向けには、尿をかけるだけで判定できるものも市販されていますが、それだけで確実な診断はできませんので、必ず産婦人科で診断してもらいましょう。
検査を受けるときの注意
尿検査は、基本的に朝起きたとき最初に出た尿を採取します。ただし、妊娠5週以降(次の月経予定日の約1週間後)でないと判定できません。
検査結果の判定
検査テープやスティックの色の変化で判定します。
陽性だったらどうするか?
内診や超音波検査によって、妊娠を確認します。同時に、血液を採取して、貧血・血液の凝固機能、肝炎、HIVなどのウイルス検査、梅毒検査などを行ないます。
妊娠以外の場合に疑われる病気
胞状奇胎、絨毛がん