消化器の病気の検査の一覧

胃の病気の多くは、暴飲暴食やアルコールの過剰摂取など、不摂生な生活の積み重ねがもたらすといってもよいでしょう。また、胃は脳のコントロールを受けているため、精神的ストレスに弱く、ストレスを溜め込むことも、胃の病気の誘引になります。

胃、十二指腸、小腸、大腸の検査

言い換えれば、こういった不摂生やストレスを避け、規則正しい食生活とストレス発散を心がけることが、胃に負担をかけない大事なポイントになります。

腸の病気に関しては、便秘と下痢の有無が一つのバロメーターとなります。
便秘そのものは病気ではありませんが、病気のために便の通過障害が起こり、その症状の一つとして便秘が生じることがあります。たとえば、腸閉塞、大腸がん、大腸ポリープといった病気です。急に便秘になったり、便秘が急にひどくなるなど、排便に以上が生じたときは、早めに受診しましょう。

また、下痢というと、風邪やアレルギー、食中毒などの症状として知られていますが、下痢が2〜3週間以上も慢性的に続くことがあります。この場合、多くは過敏性腸症候群によるものですが、ほかにも潰瘍性大腸炎、クローン病、大腸がんなどによることも考えられます。
便秘同様、原因がはっきりとしない下痢が続くときには、市販約に頼らず、一度きちんと受診して、病気がないか確かめることが大切です。

  1. 上部消化管X線造影検査…食道がん、胃がん、胃・十二指腸潰瘍の診断に有用です。
  2. 上部消化管内視鏡検査…病変の大きさや出血の有無がわかり、確定診断に役立ちます。
  3. 経鼻内視鏡検査…鼻からスコープを挿入し、食道、胃、十二指腸を調べます。
  4. ピロリ菌検査…ピロリ菌は胃炎や胃潰瘍、胃がんの原因になるといわれています。
  5. 胃液分泌機能…胃液の分泌量や酸度、色などを調べ、胃炎などの治療の参考にします。
  6. ガストリン…ゾリンジャー・エリソン症候群を診断する際に必ず行なわれます。
  7. ペプシノーゲン…胃粘膜の萎縮の広がり、胃液の分泌機能などが分かります。
  8. 超音波内視鏡…消化管の腫瘍などを詳しく調べる際に利用されています。
  9. カプセル型内視鏡…小さなカプセル型の内視鏡を飲み込んで、消化管を観察します。
  10. ダブルバルーン内視鏡検査…小腸の腫瘍や炎症などを早期発見・治療が可能です。
  11. 便潜血反応…採取した便に試薬を混ぜ、その変化で血液の混入判定を行ないます。
  12. 注腸X線検査…大腸がんのほか、クローン病、潰瘍性大腸炎などが診断できます。
  13. 下部消化管内視鏡検査…肛門から内視鏡を挿入し、大腸の病変を直接観察します。
  14. 仮想大腸内視鏡検査…内視鏡を挿入せずに、CTで大腸を撮影し、3D画像化します。
  15. 直腸診…患者の肛門に医師が指を挿入して、肛門や直腸下部の病変を探ります。
  16. 直腸鏡検査…筒状の鋼製鏡を肛門から挿入し、直腸内を直接観察します。
  17. 肛門鏡検査…痔核の程度や痔ろう、裂肛、ポリープなどがないかを調べます。